中絶手術

さまざまな理由で妊娠の継続ができない場合は中絶の手術が必要になります。静脈注射による麻酔を用いますので、眠っている間に終わりますし痛みもまったくありません。産婦人科学会の推奨する吸引法です。当院では手術は日帰り手術で行っています。手術自体は 10 分程度で終わりますが、麻酔が覚めるまでに 2 ~ 3 時間かかりますので病室で安静にしていただきます。その後は自宅に帰れます。

なお人工妊娠中絶術は母体保護法という法律で決められた妊娠 21 週のおわりまで (最後の生理が始まってから 21 週間まで) しか受けられません。また相手の男性 (結婚しているかどうかは問いません) の書類による同意が必要です。

基本的な手術の費用は自費診療となり、健康保険は使えません(手術費用についてはカード払いにも対応できますのでご相談下さい)。手術の方法も費用も妊娠 8 ~ 9 週までとそれ以上の週数では大きく変わりますので、出来るだけ早く受診してください。また、当院では経験と技術を必要とする 10 週以上の手術・処置についても対応出来ますのでご相談下さい。

もともと生理が不順な場合や、妊娠初期の不正出血を生理が来たと思い込んでいる場合など、計算上の週数と実際の週数 (胎児の大きさ) が大きく異なることもあります。また初診のときにすぐ手術を受けたいという希望がありますが、初診当日の手術は受け付けていません。また水曜、土曜、日曜、祝日は手術を行っていません。